このホームページを作るきっかけにもなった自家塗装。
まず、正直に申しますと、何にもわかりませんでした。
でも今の世の中便利ですね、インターネットで何でもわかっちゃいます。
自家塗装で検索すると、けっこう自分でチャレンジされた方がいます。
そんな先人達のページをみていると、早く自分も塗ってみたくなりました。

 とりあえず普段の足はノアが居るので作業はあせらずやった。
2005年6月スタート!!

長年乗っている間に、天井なんかこんな感じになっています。
早く処置してやらないと…



この時車齢13年ですけどボディーのサビは見受けられません。
凹み、エクボの部分のみ、パテを凹みより広範囲に盛りつけ、硬化後、
180番程度の粗めのペーパーで、大まかなラインを出しました。
240番位でパテ仕上げ研磨、プラサフ塗って600番位のペーパーで、
きれいなラインになるまで、ひたすらすりすりの日々。
ボンネット以外平面なのに全然納得のいく面になりません。
あとプレスライン。これが曲者です。真っ直ぐなラインにならんのですよ!
少量を盛っては削り、を繰り返しましたが、中々うまく行かず、気分転換に
フロント部分をばらしてみました。




これで高速ぶっ飛ばしてみたいですね。
僕ならバックミラーにこの顔が映ったらオシッコちびります。ヤバすぎ。


ばらしたついでにラジエター周辺の点検です。
めったにお目にかかれる場所ではないのでじっくり観察します。
ボディは亜鉛メッキ鋼板なので錆とは無縁ですが、
ラジエターを支えている貧相なステーがさび始めていました。   
そんなもん捨てー!

さっ、何事も無かったように錆を落とし、黒のスプレーを吹いておきます。



仕事が休みの日はすべてTipoに注ぎます。ひたすら磨っては舐めるようにボディーを見つめるの繰り返し。
きっとTipoは「もう堪忍して〜」と叫んでいたことでしょう。
もうこれぐらいにしといたろうかと思ったのは作業開始から二ヶ月たったころです。

塗装に備えて外せるパーツはすべて外しました。
元にもどるのか、この時点ではとても不安な日々でした。





2005年8月
次は道具、塗料の準備。

ロックペイントというメーカーの2液ウレタン塗料を購入。
ティーポの
カラーコードがあったのでこれに決定しました。
ちなみにロックペイントのHPには塗装テクニックが色々のっているので
大変参考になりますよ。

ボディー色ですが、実はまったく違う色にしようとも思いましたが、
ドアの内側とか塗るのが面倒なので今までと同じ色にしました。

Fiat BLEU STORM MET (カラーコード433)  3K+硬化剤 1本
クリア   4K+ 硬化剤 1本
専用シンナー  4K×2

上記全部で3万弱でした。





あと購入したのがスプレーガンと防毒マスク。マスクは絶対付けましょう。

コンプレッサーは知り合いに借りました。

借りに行って実物を見た時は「コレ大丈夫なんか?」と不安でしたが、
なんとか大役を無事に果たし終えました。


塗装前の準備として、まずボディ全体を
800番の耐水ペーパーおよびスコッチブライト で足つけを行います。
塗料の食いつきを良くする為にツヤ消し状態にする必要があります。

ガラスなどをマスキングしていよいよ塗装です。
ベースの色を塗ってクリアを吹くまでの間隔には制限があるので、
土日休みが取れた日をえらびました。
初めてエアガンを使っての塗装ですが、もう見事に失敗です。
ノズルの調整が悪く垂れまくりです。
スプレーガンのカップに水を入れ、板で練習し直しました。

しかも元色と調色が相当違うので結局ドア、ボンネットの内側、
ピラー、サイドシルなど全部塗るはめに。




ついでにドアミラーも同色で。


塗装後は元色よりは少し緑が入った様な感じになりました。
下の画像ほど色の差は感じません。



全塗装終了です!疲れました。やっと終わったって感じです。それにしても長かった。

一週間車庫で乾燥させました。次の週、車庫から出してみます。
近くでボディーを見てみると、なんか見覚えのある表面。
そう、僕の大好きなみかんの肌です。
これは俗に言うゆず肌?しかもまだら…。
赤枠のところなんかはゆず肌にもなりきっていません。特にヒドイ。
車庫の骨組が写り込んでいません。


今度はゆず肌ボディーを磨いていきます。
水を掛けながら、1500番の耐水ペーパー掛けをします。
クリヤーが削れてボディーが白くなっていきます。
しかし手で磨くのはいいかげん疲れ果てました。
ポリッシャー買えばええやん!
なんで早く気づかんかったんでしょうか。今までの苦労がうそ
みたいにあっという間にツヤツヤになりました。





完成!! ぱっと見きれいになりました。
何箇所か垂れがあるけど、そのうち直します。

トータル四万弱の出費でここまできれいになれば大満足です。