6年ぐらい前から助手席側の、前 後ドアのアンロック時
「ドゥルルルル!!」という音がするようになりました。
正常な運転席側は「ガシャ」と一発でアンロックします。
ロック時は全ドア正常動作しているので、ほったらかしにしていましたが、
同乗者がその異常な動作音に驚くので直すことにしました。
純正のソレノイド式アクチュエーターは間違いなく高価、
しかも在庫があるのかも微妙です。
なのでネットオークションでよく出品されている
汎用リモコンドアロックを購入してみたいと思います。
これらの商品にはアクチュエーターがセットされたものがあります。
このアクチュエーターを調子の悪いやつと付け替えることが出来れば
非常にお安く不具合を直すことが可能になります。
要は息も絶えだえの純正集中ドアロックに引退してもらい
汎用リモコンドアロックにその後を引き継いでもらおうというわけです。
ちょうど嫁が「誕生日のプレゼント何がいい?」
というので迷わず買ってもらったのがコレ。



このセットはアラームとハザードで動作を知らせてくれます。
僕はハザードの配線方法がよくわからないので
アラームでお知らせのコースで行きます。

リモコンも2個付いた大変優れもの。
黒いT字型のものがソレノイド式アクチュエーターです。
挙動不審な動きをしている純正品をこいつと交換します。
ただ、純正品はロックのラッチと一体なので外してしまう
事は不可能なので配線コネクタを外すぐらいにしておきます。



取り付け前に一つ心配なのが、Tipoにはインパネ内モニターにドアの警告灯が
付いているんですが、警告灯をどのように検知しているのか
現時点では不明なところです。アクチュエーターで検知しているのであれば
今のアクチュエーター配線を殺すのは問題ありそうです。

まずはドア内装をバラして配線を確認します。
わかりにくいですがソレノイドアクチュエーターの下のあたりです。



コネクタが二個あります。
四本線のコネクタがソレノイド駆動用、、
二本線のコネクタがモニター表示用のドアロック、アンロック検知の配線でした。
四本線のコネクタを外してみると集中ロックがフリーになりました。
モニター内のドア警告灯もちゃんと動作します。



問題なく今付いているソレノイドアクチュエーターを引退させて
新しいものに移行出来ます。
ソレノイド用コネクタはもう使わないのでビニールとテープで包んでおきました。



では作業を進めていきます。
まずは新アクチュエーターの位置決めです。
アクチュエーターから伸びるロッドを、ドアロックのロッドに届く位置に
仮置きしてみて、ドア内部の部品と何も干渉がなければ、



そこがアクチュエーターの居場所。こちらの他部品干渉具合も確認済。


よってアクチュエーター固定金具はここに決定。


穴を開け、


錆止め塗って、


金具取り付けます。目立たない様に黒で塗装。


ロック、アンロック検知のコネクターを元通り接続し
アクチュエーターを取り付けます。
汎用品は結構動作音が大きいとの情報もあるので。
アクチュエーターと金具の間に防振目的のゴムを挟んでおきました。


リモコンドアロックの司令塔であろう黒いプラッチックの箱と
アクチュエーターとが繋がる線をドアのヒンジ部分の蛇腹に通し、
(押し込むよりはいらないコードとかで引っ張るほうが簡単です)





アクチュエーターと合体。


ロックボタンのロッドとアクチュエーターのロッドをくっつけ調整します。


この時点で配線を仮接続して動作確認しました。
「ガシャッ!」 お〜、リモコンで動いた!
と同時に「キュン!!、キュン!!」車庫内に爆音が響き渡ります。
これは間違いなくセキュリティーアラームです。
音を小さくする対策はアクチュエーターの取り付けを済ませて
コントロールボックス取り付け編(リモコンドアロック3)で考えます。

助手席は同様に作業し、次はリヤドアにアクチュエーターを取り付けます。
続く…


リモコンドアロック2